日本には至る所に“怪”がある。不思議な迷信、ちょっと怖い伝説、驚きの奇祭、風変わりな掟…。そんな“怪”に迫るのは、所長の槙田雄司と、新入りの佐々木彩夏の2人の「迷信探偵」。全国各地に赴いて徹底的に聞き込み、謎を解き明かしていく。
奈良県の自然豊かな山奥。「私の故郷には“犬を飼ってはいけない”という古い言い伝えがあり、調べてほしい」という依頼を受けた迷信探偵の槙田と佐々木の2人。早速その集落に向かうと、犬を飼うと『災いが起きる』『火事が起きる』という迷信が老若男女に根強く残っていた。実はこの犬の祟り、約1400年前の古代日本最大の内乱が関係していた。そして槙田は、この地に残る伝統の「紙漉き」や住人たちの語り口からもっと別の理由があるのではと推理する。それは…。
「ズルズルと別れられない“妻帯者”の彼と縁切りをしたい。日本最恐の縁切り神社があると聞いた。本当に効果があるのか調べてほしい」という依頼で向かったのは栃木県足利市。その神社の境内に足を踏み入れると「私の邪魔をする奴は全員死ね」「呪呪呪呪」などと書かれたおびただしい数の絵馬が。参拝している人に聞き込みを行うと実際に縁切りに成功したという。どのように縁切りが実現するのか?本当に念や祈りのパワーは存在するのか?縁切りのメカニズムは科学的に解明できるのか…そこには現代社会ならではの人々を取り巻く環境が大きく関係していた。