南フランス・プロヴァンスの夏、「香りの女王」と呼ばれるラベンダーが大地を紫色に染める。地元ではラベンダーの花をサラミに練りこんだり、ラベンダーの蜂蜜を使ったお菓子も食される。もともとやせた荒地が広がっていたプロヴァンスでは、人々が長年かけて野生のラベンダーを品種改良し、世界一の産地に成長したのだ。そして同じ頃プロヴァンスではゴッホが愛したひまわりも満開の瞬間を迎える。