映画「鶯谷ワンダーワールド」~ペライチから映画へ~
あらすじ
文化人の集まる文化集落だった鶯谷
舞台は現代の鶯谷。
山手線で「乗降客数」ワースト1、「イケてない駅」ナンバー1とも言われ、ラブホテル街でもおなじみの「鶯谷」。
しかし実は、明治時代には正岡子規(俳人)や岡倉天心(思想家)などの有名文化人たちが集結するカルチャーの発信 地だったことを知る者は少ない。
主人公の根岸はつねは、祖母が経営するラブホテルの一室に住み込み、そこで働いているが、毎日無気力で鬱々とした 日々を送っている。
そんなはつねに取り憑いたのは、明治時代の三流俳人・素太郎。鶯谷の地縛霊で、正岡子規に憧れ、自分が納得できる一句を詠みたいと思っている。はつねは厄介な素太郎を成仏させ ようと、俳句作りに協力するのだが...。
様々な幽霊たちとの出会いと別れ...。主人公の成長物語。
はつね役には、元 AKB48の岩田華怜。彼女の初主演映画作品となる。ギターが弾けて、宮城県仙台市から上京したバックボーンが主人公と重なると 監督、企画者、プロデューサーが注目し、猛アタック。企画を気に入ってくれて、出演が実現した。
素太郎役は今年真打に昇格した落語家・立川志の春。飄々とした佇まい、どこか憎めないキャラクターを演じてもらおうとオファー。演技初挑戦とのことだったが、企画内容も NEXTEP 自主制作という部分も面白い、と引き受けてくれた。
監督は「PFF アワード 2016」グランプリの小松孝氏。個性溢れる独特なタッチで彼にしか出せない世界を紡ぎ出した。
岩田華怜が作詞した瑞々しいギター弾き語りや、女性ギター流しのブルースなど、作中に登場するオリジナルの楽曲も必見。
鶯谷という土地、ラブホテル、明治の文化人、俳句、絵画、ギター、歌、落語、アニメーション... 様々なカルチャーが交錯する新感覚の映像作品。
スタッフ
メイク・・・・・
美術・・・・・
協力・・・・・
衣装・・・・・
音声・・・・・
撮影協力・・・・・
音響効果・・・・・
整音・・・・・
プロデューサー・・・・・
制作進行・・・・・
助監督・・・・・
企画・・・・・
照明・・・・・
宇田 恵茱
杉川 廣明(高津装飾美術)
雪入 三廣(高津装飾美術)
菰田 朋恵
前田 信忠
小西 菜生佳
武廣 吉則(バンエイト)
池田 旬也
清水 康義
阿部 祥高
吉崎 真理
栗城 史人
河上 佳香
御舩 慧
渡部 直也
石川 俊介
小松 孝

2020年9月には、自身初の長編映画、第25回PFFスカラシップ作品「猫と塩、または砂糖」が完成お披露目上映され、独自の世界観が話題を呼んだ。
「鶯谷ワンダーワールド」では、脚本執筆から照明セッティング、カメラを回しての撮影、編集、加工まで手がけた。

「鶯谷ワンダーワールド」では、はつねやおかゆの歌う曲を作曲。

「鶯谷ワンダーワールド」では、明治の回想アニメーション部分を担当。忠之丞の描く劇中画も作画。
登場人物
キャスト

「鶯谷ワンダーワールド」が初主演映画となる。劇中では、作詞、ギターも披露している。









資料から

ラブホテル内

衣装

撮影日のカット割り
