フレンチブルドックと暮らしています。私の頬ずりに涙目で耐えている最初の相棒、気高くて王様のようだった男の子の「マルゴ」(写真上)は、8歳半で天国へ。逆にマッチ売りの少女のように健気だった「いちご」(写真左)は、12歳9か月で…。今は、犬なのになぜかジ~ッと人の顔を見つめる不思議女子の「リンゴ」(写真右)との生活です。
飼い主の体力的に「リンゴ」が最後の相棒と思いつつ、これまで豊かな時間を山ほどくれたフレブルへの恩返しで、一つの命のサポートくらいはしたいなあと、保護犬との出会いを待ってもいます。
恩返しといえば、テレビからもずいぶんいろいろなものをもらいました。笑い、感動、ワクワク感、明日への元気。作る側になってからも、作る喜びに加えて、見た人に喜んでもらえる喜び。さらには、テレビにいたからこそ出会えた神様のような先輩、気の良い同僚、恐ろしいほど優秀な後輩、そして決して偉ぶらない本物のタレント、俳優、アーティスト…。
でもだから、ビックバンのように爆発的に膨張する映像の世界にあって、テレビはまだまだ輝けるはず。そのために、こちらも体力的な限界を超えて、まだ何か一つでも「あ~見て良かった」と喜んでもらえるモノを作りたい…しみじみそう思う今日この頃です。